チオノドクサ

チオノドクサ

チオノドクサは、英語名「グローリー・オブ・ザ・スノー(雪の栄光)」と呼ばれ、最初に発見された時に雪解けの中に咲いていたというエピソードがあります。まだ雪の残る早春に開花します。

チオノドクサ

チオノドクサの草丈は、10~20 cmと小ぶりですが、一つの茎に5、6輪の小花をつけ、20日以上も咲き続ける丈夫な花です。 クロッカスやスノードロップのように耐寒性があり、花壇やロックガーデンにも向いています。
代表的な種類は「ルシリア」「ギガンチア」など。日本で知られるようになったのは昭和になってからのことです。
チオノドクサは、シラーと近い仲間でシラー・シビリカやシラー・ビフォーリアに似ています。シラー・ビフォーリアとの属間雑種でチオノシラーがあります。
高山植物のため、東北地方や高地のような低温の環境を好みます。

チオノドクサ

チオノドクサ

チオノドクサ
ヒヤシンス科チオノドクサ属(球茎)
学名:Chionodoxa
別名:グローリー・オブ・ザ・スノー、ユキゲユリ(雪解百合)
草丈の目安:10~20 cm

チオノドクサの育て方

チオノドクサの育て方(植え付け、剪定、病害虫)を紹介します。

チオノドクサの植え付け

水はけの良い土質が適しています。半日陰~日当たりまで、チオノドクサの植え付けに、あまり場所は選びません。
多肥にすると球根が腐りやすいので、追肥も特に不要です。
植え付けに適しているのは10月上旬です。鉢植えの場合は、チオノドクサの球根が隠れるくらいの浅植えが適しています。地植えの場合は深さ5、6cmくらい。株同士の間隔が空いていると寂しいので、ある程度密生させるように植え付けます。
球根植物を上手に育てるには、根を十分に張らす事と、水を切らさないことが重要です。一度でも水切れを起こすと根が傷み赤くなります。傷んだ根は十分な水分を吸う事が出来ず、花を正常に咲かせることが出来なくなる場合があります。葉がしっかりしていても、蕾が出来なかったり、きれいな花が咲かない原因のひとつです。
また、球根植物が綺麗な花を咲かせるためには、十分な寒さの期間を経験させる必要があります。これがないと葉だけが茂ることがあります。植え付け後は、屋外の寒い場所で凍らせないように管理します。

チオノドクサの剪定

チオノドクサは特に剪定の必要はありません。
球根を掘り上げた場合は、水が掛からないよう注意しましょう。開花してから葉が黄色く変色するまでは球根が肥大する時期です。黄変するまでは、水を切らさないようにしましょう。黄変したら掘り上げの目安です。掘り上げたら残っている茎や葉を取り除き、風通しの良い日陰で球根を乾燥させます。

チオノドクサの病害虫

チオノドクサの病害虫は特に報告されていません。

チオノドクサのネット通販

庭木の購入はネット通販が便利ですよ。現物が見られないというデメリットもありますが、気に入った品種や花色、珍しい希少種などが確実に購入できます。 現物の画像を掲示しているネットショップもあるので、チオノドクサ購入時の参考になります。在庫保管のコストが抑えられる分、ネット通販のほうが店舗価格より安い傾向があります。

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庭のチオノドクサ

雪解けの中でも花を咲かせるチオノドクサはとても丈夫で育てやすい秋植え球根です。色鮮やかな花色で早春の庭を引き立ててくれる小球根です。