ギボウシ

ギボウシ

ギボウシは、ユリ科の多年草です。ホスタとも呼ばれます。

ギボウシ

ギボウシとは、つぼみが橋や寺社の欄干に付けられる「擬宝珠」に似ていることから名付けられました。
東アジア原産ですが、シーボルトによってヨーロッパに伝えられたと言われています。ギボウシは、交配雑種が出来やすく多くの品種が存在します。
葉の大きさにより、オオバギボウシ(大葉)とコバギボウシ(小葉)に大別されます。日本に野生するオオバギボウシは、ウルイや山かんぴょうとも呼ばれ山菜として食用されます。(毒草のバイケイソウと似ているので注意!!) 初夏にかけて長い花茎をした白やピンクのきれいな花を咲かせます。
つぼみの数も多く、日陰でも映えるキレイな花ですが、ひとつひとつは一日花のものが多く、すぐに萎んでしまうので日持ちしません。
ギボウシは、耐陰性があり半日陰から日陰の湿潤地でも生育します。また、葉の形や色合い、株の大きさ、斑入り種など様々な品種があるため、日陰の庭造りには重宝する植物として人気を集めています。
日本原種のため、日本の四季にはとても適しています。適地であれば、ほとんど手のかからないことから、海外では「パーフェクトプランツ」と呼ばれ、とてもポピュラーな植物です。

ギボウシ

ギボウシ

ギボウシ
ユリ科ギボウシ属
ホスタ
学名:Hosta
・常緑多年草

ギボウシの育て方

ギボウシの育て方(植え付け、剪定、病害虫)を紹介します。

ギボウシの植え付け

ギボウシは耐陰性があるので、半日陰から日陰の場所でも生育に問題ありません。
むしろ夏の強い日差しが当たる場所では、斑入りやライム色の品種は葉焼けして葉の色が抜けてしまうことがあります。 ギボウシは、午前中は陽が当たるような半日陰の場所や木陰への植え付けが適しています。
冬季は落葉して休眠します。晩秋に葉が枯れてきたら株元から切り取ってきれいにしておきます。 冬場に表土が凍結するような場所では腐葉土を厚めに敷く、バーク堆肥でマルチングするなど、凍結防止を心がけましょう。

ギボウシの剪定

ギボウシは特に剪定の必要がありません。ただ成長に伴って株が混み合い、中央部が根詰まりを起こしてきます。
地植えの場合、3年ほどを目安に株分けしましょう。時期は地上部が枯れる11月頃か、休眠から目覚める3月頃が適しています。柔らかい新芽を傷つけないよう注意しましょう。
株分けは、あまり細かく分けると株の勢いが悪くなるので、4〜5芽ずつは最低でも残します。

ギボウシの病害虫

ギボウシの新芽はナメクジの食害を受けることがあります。見つけ次第、捕殺しましょう。

ギボウシのネット通販

庭木の購入はネット通販が便利ですよ。現物が見られないというデメリットもありますが、気に入った品種や花色、珍しい希少種などが確実に購入できます。 現物の画像を掲示しているネットショップもあるので、ギボウシ購入時の参考になります。在庫保管のコストが抑えられる分、ネット通販のほうが店舗価格より安い傾向があります。

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庭のギボウシ

詳細な品種は不明ですが、実家にあったコバギボウシ系のスジギボウシを2010年3月、3つに株分け。うち2つを貰って、自宅の庭に地植えしました。東西それぞれの建物際に植えましたが、東側の日当たりが良い場所に植えた株は斑が消えて葉色も緑が強くなりました。ナメクジか何かに食害されている気配はありますが、特に酷い被害ではないので対策はしていません。枯れた葉っぱを取り除く程度です。
2011年3月下旬 ホームセンターで大森プランツ(本社・福島県相馬市)のバルブ(根株)が植え付け適期を過ぎていたせいかワゴンセールされていました。震災後ということもあり、縁だろうと思ってアガパンサスアスチルベと一緒に、「寒河江」「ジューン」「アフロディーテ」「ゴールドスタンダード(ゴールドスタンダードは違う生産者だったかも・・・)」を購入しました。
「寒河江」は植え付け後に、子どもが思わず新芽を踏んづけてしまい、残念ながら枯死。
我が家の庭は日当たりが強く乾燥気味のため、ギボウシの生育には必ずしも向いていないようなので、なるべく木陰・日陰で育てています。