シンボルツリー

シンボルツリー

シンボルツリーとは

シンボルツリー
シンボルツリーとは外回り(外構)に植えられる庭木のうち、 一番目立つ場所もしくはエントランス近くに植栽され、エクステリアの主役となる樹木のことをいいます。
一般的には、樹高が5 m以上に成長する高木をシンボルツリーにすることがほとんどです。
シンボルツリーは、その家のイメージを左右する大切な木。
そして、一生の付き合いになる樹木ともいえます。

少しぐらい高価に感じたとしても、家族の成長を年輪に刻む樹ですから、選定にはじっくりと腰をすえて、とことんこだわりましょう!

常緑樹で人気のシンボルツリー

常緑樹のシンボルツリーは、樹木が1年を通して葉をつけているので、周囲からの視線を遮ってくれる役目をします。 例えばエントランスなど、ある程度の目隠しに使いたいときに常緑樹は役立ちます。 和風建築で従来よく使われたツバキや松に比べ、ソヨゴやシマトネリコの葉は、そよ風に揺れる小さめな葉が特徴です。 常緑樹の中でも洋風の家屋によく似合う爽やかな樹姿が人気となっています。

ソヨゴ

ソヨゴ

「風に葉がそよぐ木」。ランキング上位に入る大人気の常緑樹です。 雄株は6月頃に白い花を、雌株は10月頃に赤い実をつけます。 実を鑑賞したい場合は、必ず雌株を選んで購入しましょう。 ソヨゴの詳細を見る

ハイノキ

ハイノキ

最近シンボルツリーに人気急上昇の常緑樹がハイノキです。 枝振りが粗めで風通しが良く、常緑樹らしからぬ軽やかな雰囲気が人気の理由のようです。5月頃に咲く白い花も繊細です。 ハイノキの詳細を見る

オリーブ

オリーブ

洋風の庭にぴったりな常緑樹といったらやっぱりオリーブ。 濃緑の表葉と白みを帯びた葉裏の対比は表情があって素敵です。鉢植えにも向いていて、テラコッタとの組み合わせも人気です。 オリーブの詳細を見る

シマトネリコ

シマトネリコ

7月に小さな白い花を咲かせます。 光沢のある葉が涼しげで近年シンボルツリーに人気です。 元々は沖縄からインドの暖かい地域に分布する木なので、寒冷地では寒気で落葉することも。 シマトネリコの詳細を見る

落葉樹で人気のシンボルツリー

落葉樹をシンボルツリーにした場合は、常緑樹ほどの目隠しの効果は期待できません。 その代わり、夏の日差しを遮りつつ冬期は日差しを通過させるので、窓際などへの植樹が向いています。 新緑から紅葉への変化を、そして冬場の葉が落ちて枝振りだけになった姿もまた 季節の移り行きを感じられ、四季のある日本の美しさを実感できるのが魅力です。

ジューンベリー

ジューンベリー

6月ごろに1.2 cm程の赤い実をつけるので、「ジューンベリー(6月の木の実)」と呼ばれます。 自家結実性の上に、収穫した実は甘くジャム作りにも適しています。 ジューンベリーの詳細を見る

アオダモ

アオダモ

名前の由来は、雨上がりに樹皮が緑青色に見えることから。 縦長のすらりと綺麗な樹形が人気の落葉樹です。 バットの原材料になるため、野球関係者の記念樹としても人気。 アオダモの詳細を見る

ヤマボウシ

ヤマボウシ

ハナミズキ(アメリカヤマボウシ)と同じミズキ科です。 初夏に白い花(正確には総苞)が咲き、秋には甘い赤い実をつけます。 ヤマボウシの詳細を見る

ヒメシャラ

ヒメシャラ

放任でも樹形が整いやすく、また赤みを帯びた樹皮が魅力的です。 新緑・紅葉・落葉した樹姿いずれも楽しめます。 単木より「株立ち」で軽やかさを演出するのが人気です。 ヒメシャラの詳細を見る

カラーリーフのシンボルツリー

個性的なカラーリーフをシンボルツリーに使えば、雰囲気はガラリと変わり、その分、来訪者には強く印象に残る庭になります。 銅葉は落ち着いた安定した雰囲気を、ライム色なら若々しい軽やかなイメージになります。 銅葉ではスモークツリー・プルプレアやプルヌス・バージニアなどが、斑入りではネグンドカエデが人気です。

スモークツリー

スモークツリー

花後に伸びる花柄の様子が、まるで煙が漂っているように見えることから、ケムリノキとも呼ばれます。 ロイヤルパープルなどの銅葉品種が人気です。 スモークツリーの詳細を見る

ノムラモミジ

ノムラモミジ

イロハモミジの赤葉品種で、新芽から赤い葉を広げます。新緑の季節から紅葉したように見えるのでシンボルツリーとして、とてもインパクトのある樹木です。 ノムラモミジの詳細を見る

シンボルツリー選びのポイント

シンボルツリーをエントランスに植える場合は、将来的に成長する若木を植えるのではなく、ある程度すでに風格をもった成木を選んで植栽した方が、外構えの見栄えが良くなり家のグレードが上がって見えます。 壁やブロック塀などのハードなものに植物を添えると、庭の広さに関わらず雰囲気をアップさせてくれます。 植栽の骨格となる樹木は、高低差をつけて配置するのがポイントです。 先ずは、シンボルツリーとなる木を1本植えて、それに付随するように中低木やグラウンドカバーを植えていきましょう。