ソヨゴ

ソヨゴ

ソヨゴは、濃く美しい緑の葉、風に揺れる葉音、柔らかな樹形、秋の赤い果実が魅力の樹木です。

ソヨゴ

葉柄が長く、葉の外縁が波立っているため、風に揺れて葉同士が擦れると「ソヨソヨ」と音を立てます。
ソヨゴという名前も、葉が風にそよぐところから名付けられたそうです。熱すると葉が膨れて弾けるのでフクラシバという別名があります。
自然界では15 m程にまで成長するようですが、ソヨゴは根が浅いので、あまり成長させすぎると倒木する恐れがあります。庭木としては、2〜7 m位で仕立てると良いでしょう。
ソヨゴは樹勢が穏やかなので、初心者でも非常に扱いやすい樹木です。
関東・新潟から西の地域での生育が適しています。
ソヨゴの花期は6月頃です。雌雄の別があるので、花も雌雄で形が異なります。
雄花は花柄が枝分かれして3〜8個ほどの花を咲かせますが、雌花は1個だけです。
当然雌株を購入しないと結実しません。10月頃に8 mm程の赤い実をつけます。

ソヨゴ

ソヨゴ

モチノキ科モチノキ属
別名:ソヨギ、フクラシバ
学名:Ilex pedunculosa
常緑樹/中高木

ソヨゴの育て方

ソヨゴの育て方(植え付け、剪定、病害虫)を紹介します。

ソヨゴの植え付け

ソヨゴの植え付けには、日当たりの良い場所が適していますが、多少日当たりが悪くても問題ありません。午前中だけしか日が当たらない半日陰の場所でもよく育ちます。ソヨゴは、比較的、乾燥に弱いため、半日陰くらいのほうが安心かも知れません。
ソヨゴは、水はけが良く、やや湿り気のある肥沃な土壌を好みます。植え付け後の肥料もそれほど必要としません。常緑樹なので、植付けに適しているのは10月から入梅までです。
植え付ける時には、樹木が根をよく張り出せるように、大きめの穴を掘り地中の石などを取り除きましょう。 掘り出した土の2〜3割ほどのバーク堆肥や腐葉土を鋤きこむと通気性が良くなります。 風の強い地域では、倒木を防ぐために支柱を添えてあげましょう。
植え付け後、葉に黒い点の出来る「黒斑点病」が出ることがあります。 移植した際に根を傷つけたことが原因ですが、ソヨゴは生命力の強い樹ですので、余り気にする必要はないでしょう。 発病した葉を取り除き焼却処分しましょう。

ソヨゴの剪定

ソヨゴは放任でも自然と樹形が整うので強い剪定はあまり必要ありません。
過度の剪定は、かえって樹木を傷めることがあります。
枯れ枝を取り除き、小透かしする程度で十分です。手入れは2月頃が適しています。
剪定する場合は、枝を間引いて風通しを良くする程度にとどめます。そよそよした軽やかさを出すために、枝先ではあまり切り詰めず、懐部分の幹元から抜き取るようにして自然樹形を維持します。また、剪定の繰り返しで不自然になった枝ぶりは、付け根から取り除きます。
単木の場合は、大きく成長することがあるので好みの高さで剪定します。

ソヨゴの病害虫

ソヨゴには特記する病害虫はなく、初心者でも安心して育てられるようです。病害虫の被害を受けにくく、手間が掛からないのもソヨゴの魅力の一つといわれています。
まれにハマキムシとカイガラムシによる被害があるようです。

ソヨゴのネット通販

庭木の購入はネット通販が便利ですよ。現物が見られないというデメリットもありますが、気に入った品種や花色、珍しい希少種などが確実に購入できます。 現物の画像を掲示しているネットショップもあるので、ソヨゴ購入時の参考になります。在庫保管のコストが抑えられる分、ネット通販のほうが店舗価格より安い傾向があります。

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ソヨゴの庭

手入れが楽で初心者向けとされているソヨゴですが、常緑樹のシンボルツリーではランキング上位に必ず入るほど大人気の樹木です。「冬青」とも書くように、冬季でも美しい濃い緑の葉が魅力です。
葉はあまり密生しないので、常緑樹でも爽やかな印象です。
赤い実は野鳥も好むので、自宅に居ながらバードウォッチングが楽しめるかもしれません。
実のない時期は雌雄の違いが分かりにくいですが、花つきが異なるので6月頃にもオス木・メス木を見極めることができます。